ハーレーのタイヤの寿命と空気圧を保つためのポイント

タイヤ寿命

重厚なボディから生み出される力強い走りや重低音がハーレーの素晴らしさですが、タイヤの状態が悪いと本来の性能を発揮できません。また、タイヤの劣化は安全性を著しく損ない、重大な事故に繋がる危険もあります。

パーツ交換やカスタムを主としたハーレーを趣味にしている人でなくても、タイヤの状態はこまめにチェックして常に良好な状態を維持しなければいけません。

タイヤは乗用車のタイヤと比べると寿命が短いとされていますが、これは大型バイクのハーレーに限らずバイク全体に共通する傾向です。
バイクは車体を大きく傾けて走行することが多いため、タイヤの断面は乗用車のタイヤと比べると丸みを帯びています。
しかし、大きく旋回する機会が少ない街乗りを続けると、タイヤの中央部分だけが極端にすり減ってしまうのです。そのため、バイクのタイヤは二年ほどで走行に耐えられないほど劣化するとされています。

タイヤは劣化すると空気が抜けやすくなりますが、これは空気の注入口であるタイヤバルブが劣化しているのが原因です。タイヤバルブはタイヤに繋がっている作りなので、連結部分のゴムが傷むとそこから空気が漏れてしまいます。

タイヤには傷が無いのに空気圧が極端に減っている場合はタイヤバルブの傷みを疑ったほうがよいでしょう。

カスタムすることに慣れている人であればハーレーのタイヤ交換は難しい作業ではありません。
しかし、交換ができるのであれば摩耗した部分を補修した再生タイヤが使えると思われがちですが、ハーレーに限らずバイクの場合は新品のタイヤを使うのが賢明です!

バイクのタイヤは乗用車よりもはるかに大きな負担がかかるので、再生タイヤでは安全な走行が約束できません。パンクについても同様であり、補修材を使って破損した部分を塞いでもすぐに空気圧が減少してしまいます。

安全に運転を楽しむにはわずかな不具合も起きないように、タイヤの空気圧チェックをこまめに行うことが肝心です。